ファンダメンタルズ研究所

為替や株価の動向について主にファンダメンタルズの観点から書き記します。

2013-01-01から1年間の記事一覧

ユーロ圏での追加緩和観測

以前のエントリでユーロ圏での追加緩和の可能性に触れましたが、失業率の上昇を受けて現実味が増したようです。 ユーロがほぼ全面安、追加緩和観測で-株安を受けてドル下落 - Bloomberg 元のデータを見てみましょう。 まずはEU統計局のサイトにある、月別の…

RSSを利用した情報収集について

ウェブ上には様々な情報があり、効率よく収集できれば取引を有利に進めることができます。 ある程度取引の経験があれば、定期的にチェックするサイトができると思いますが、いちいちそのサイトを開くよりも、自動的に情報を受信できた方が便利です。 自動的…

選挙について

日本では参議院選が近づいていますが、9月にはドイツの連邦議会選挙があります。 選挙の結果は為替にどのような影響を与えるでしょうか? 今回の日本の選挙は結果がほぼ見えているので、為替への影響は軽微でしょうが、どの党が勝つか分からないという状況で…

最近のソロスチャート

ここ1年ほどの間にMBは大きく変化しているので、以前のデータにここ1年のデータを加えたソロスチャートを作ってみました。 まずはドル/円。 縦軸のスケールは恣意的に調整してあります。(以前のグラフとは上下が逆です) 日本でも量的緩和を始めたので、…

ユーロ圏で追加LTROの可能性

ECBのフォワードガイダンスは12カ月超、あらゆる措置備える=アスムセン理事 | ビジネスニュース | Reuters アスムセンECB専務理事がLTROの可能性について言及したようです。 LTROは長期資金供給オペの略で、ECBが証券等を担保とし、民間銀行へ資金を貸与…

各国の政策金利の推移

米国の雇用統計が改善していますが、それによって緩和縮小観測とともに、来年中の利上げの予測が出てきています。 日本や欧州では、政策金利の上昇はまだまだ先の話でしょう。 米国だけ金利が上昇し、日本や欧州との金利が広がれば、為替レートにも大きな影…

外貨準備比率

Currency Composition of Official Foreign Exchange Reserves (COFER) 為替への影響が気になったのでグラフを描いてみた。 全ての国の外貨準備高を合計したもの。 一番上の図の縦軸はドルに換算した時の額(単位:100万ドル)。 二番目の図は各通貨が占める…

豪ドルについて

豪ドルはリーマンショックの直後は売られましたが、その後は継続して買われ、2011年以降は対ドルではおおむね0.95-1.05のレンジで推移してきました。 今年に入ってからも4月までは1.02-1.06のレンジに留まっていましたが、5月に入ると大きく売られ、現在は対…

緩和縮小とドル高

リーマンショック後は、「マネタリーベースが増えるとその国の通貨が安くなる」という場面が何度もありました。 米国でリーマンショック直後から行われ、その後ユーロ圏や日本でも行われた量的緩和は、まさにマネタリーベースを増やすものですから、量的緩和…

海外業者の選び方

利用するFX業者は、各人の取引スタイルに応じて選べばいいと思いますが、海外には預けた資金を返還しない悪質な業者も多いので、注意が必要です。 以下のサイトはある程度参考になるかと。 海外FX業者の安全性比較 海外FX業者サービス比較 海外FX業者スペ…

メタトレーダーについて

自動売買の方法はいろいろあるが、一から自分で構築するのはかなり骨が折れる。 また既存のソフトウェアは高額なものが多い上、自分の好みに応じてカスタマイズするのが難しい。 自動売買の対象が為替であれば、メタトレーダー4(MT4)という取引ツールを導…

ソロスチャート

〈関連エントリ〉 最近のソロスチャート - ファンダメンタルズ研究所 為替レートをマネタリーベース比率で説明・予測。 ただしドル/円の場合、2000年以降の乖離が大きい。 安達誠司氏の修正ソロスチャート マネタリーベースから日銀の超過準備を差し引くと…

購買力平価

為替レートは様々な要因で変化しますが、交換可能な財・サービスを基準にすれば一応「適切な」為替の水準を決めることができます。 その手の指標としてはビッグマック指数(マクドナルドのビッグマック1個と釣り合う通貨の量)などが有名ですが、単一の商品…

自己紹介

IDはマシンヘッドと読んで下さい。 今まで株やオプション取引にも手を出しましたが、為替が一番性に合ってると感じたので、ここ数年はほぼ為替オンリーです。 レバレッジは低めで、数日~数週間単位で取引することが多いです。 200-300pipsの利幅が取れると…